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22.07.24資格

ヘアー関連資格を取得するための学習方法とは?難易度や取得にかかる費用も解説

人の印象を大きく左右するヘアスタイルは、カットやセットをする人のセンス・技術によっても仕上がりが大きく変わってきます。また、そもそも理容師や美容師として仕事に従事するためには、国家資格をもっていることも必須条件となります。

これから理容・美容業界への就職や転職を目指すにあたって、ヘアー関連の資格として役立つものはどのようなものがあるのか知っておきたい方も多いでしょう。今回は、ヘアー関連の資格の種類を紹介するとともに、資格を取得するための勉強方法や試験の難易度、費用なども詳しく解説します。

ヘアー関連資格の基礎知識

はじめに、そもそもヘアー関連資格にはどのようなものがあるのか、資格を取得することでどのような仕事に生かせるのかもあわせて紹介します。

ヘアー関連資格の種類

一口にヘアー関連資格といっても、仕事に従事するうえで必須の資格もあれば、そうでない資格も存在します。ヘアー関連の代表的な資格としては以下の4つが挙げられます。

美容師免許

美容師免許とは、その名の通り美容師として働くうえで必須となる国家資格です。美容師法のなかで、美容とは「パーマネントウエーブ・結髪・化粧等の方法により、容姿を美しくすること」と定義づけられており、ヘアーカットやヘアーセットも美容師が行う業務に含まれます。

理容師免許

理容師免許も、理容師として働くうえで必須となる国家資格です。理容師と美容師は混同されやすい職種ですが、理容師法では理容のことを「頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えること」と定義しています。

そのため、美容師はヘアスタイルを含めて容姿そのものを美しくすることを目的としているのに対し、理容師はヘアーカットや顔剃りなど、髪型を整えることを目的としています。

管理美容師・管理理容師

美容院や理髪店では、複数の美容師・理容師が働いているところも少なくありません。美容師および理容師として働いている従業員が2名以上在籍している場合、管理美容師または管理理容師の資格をもった人を置かなければなりません。

管理美容師・管理理容師は、利用者に対して安心・安全なサービスを提供できるよう、公衆衛生の観点から店舗の衛生管理を行います。

なお、管理理容師・管理理容師の免許も国家資格ですが、利用者に対してサービスを提供する美容師免許、理容師免許とは別ものです。

ヘアケアマイスター認定試験

ヘアケアマイスターとは、毛髪そのものの知識や、パーマ剤を含む薬剤にかかわる知識を認定するための試験です。「プライマリーコース」「ミドルコース」「マイスター」の3つのコースから構成されており、それぞれ難易度が異なります。

美容院や理髪店を訪れる利用者のなかには、毛髪の悩みを抱えている方も少なくありません。たとえば、「自分に合ったシャンプーやコンディショナーの選び方がわからない」、「髪の傷みが気になるが、カラーリングやパーマをしても問題ないか不安」という相談を受けたとき、ヘアケアマイスター認定試験をもっていれば適切なアドバイスができるようになります。

ヘアー関連資格を活かせる仕事

多様な種類があるヘアー関連資格ですが、上記で紹介した資格をもっていることで、どのような仕事に従事できるのでしょうか。それぞれの資格に対応した代表的な職種を紹介しましょう。

美容師

美容師免許をもっていれば、ヘアサロンや美容室で美容師として活躍できます。美容師として働くうえでは必須の資格であり、スキルや経験を積んでいくことで独立開業の道も見えてくるでしょう。

厚生労働省の調査によると、2018年度の全国の美容室は25万店舗にもおよび、過去最高を記録しました。美容師として活躍できる場は増えている一方で、人手不足の店舗も多く、資格をもった優秀な美容師のニーズは高いといえるでしょう。

理容師

美容師と同様に、理容師免許をもっていれば理髪店で理容師として活躍できるでしょう。こちらも理容師としてのスキルを積むことで独立開業も十分可能であり、なかには理容師免許を取得してすぐに開業する理容師も存在します。

年々美容室が増加傾向にあるのとは対照的に、理髪店の数は減少傾向にあります。厚生労働省の調査では、2018年の理髪店の店舗数はおよそ12万店。前年度に比べると1.6%減少しています。

しかし、男性を中心に美容室ではなく理髪店を利用するユーザーは根強く、理容師免許をもっていれば今後十分活躍していける可能性は高いでしょう。

美容院・理髪店のオーナー

管理美容師・管理理容師の免許をもっていれば、複数の従業員を雇用し美容院や理髪店のオーナーとして開業することも可能です。美容師や理容師といった職業は、ヘアーカットやスタイリングの技術はもちろん、その人のセンスも問われます。

そのため、幅広い年代・性別の顧客に利用してもらうためには、多様な人材を雇用しさまざまなニーズに対応できるお店づくりが必要です。個人で独立・開業するのもひとつの方法ですが、より事業を大きく成長させていくためにはオーナーとしての道を選ぶのも良いでしょう。

ヘアスタイリスト

ヘアスタイリストは大きく分類すると美容師も含まれますが、美容室で働く以外にもさまざまな道があります。たとえば、ブライダル業界やヘアメイク専門の事務所などが代表的でしょう。

ブライダル業界では、結婚式を控えた新郎・新婦、および関係者のヘアスタイルを整える専属のスタイリストとして活躍できる場合もあります。また、ヘアメイク専門の事務所では、タレントや有名人など人前に出る機会が多い人のスタイリングを担当します。

優秀でキャリアも十分なヘアスタイリストのなかには、フリーランスとして活躍する人材も少なくありません。

ヘアー関連資格の勉強方法

これから美容・理容業界で活躍することを目標にヘアー関連資格の取得を目指す場合、どのような学習方法があるのでしょうか。取得する資格によっても最適な学習方法は異なりますが、代表的な方法として5つの例を紹介しましょう。

スクールで学ぶ

ヘアケアマイスターをはじめとした一部のヘアー関連資格は、資格取得に特化したカリキュラムを提要しているスクールで学ぶことが可能です。ビジネススクールのように短期間の通学を前提としており、働きながらでも十分合格を目指せます。

専門学校で学ぶ

美容師免許や理容師免許を取得するためには、厚生労働大臣が認可した専門学校で所定のカリキュラムを履修し卒業する必要があります。数ヶ月単位の短期通学が前提のスクールとは異なり、専門学校は2年間の課程を修了する必要があります。

専門学校によっては通信制の課程を運営しているところもあり、通信課程を選択することで働きながらでも美容師免許や理容師免許の取得が目指せます。

通信講座で学ぶ

国家資格のような高度な資格でなくても、ヘアーセットやスタイリングに関する知識を身につけたいと考えている方も多いはず。そのような場合には、通信講座の受講がおすすめです。美容師免許や理容師免許といった国家資格には対応できませんが、知識の幅を広げたい場合や、実生活に役立つ知識を身につけたい場合には通信講座が最適といえるでしょう。

講習会やセミナーで学ぶ

ヘアー関連資格のなかには、特別な試験を受講しなくても取得できるものも存在します。たとえば、管理美容師・管理理容師の資格は、美容師または理容師として一定上の実務経験を積んだあと、都道府県知事が指定した講習会を受講することで取得できます。

また、その他の資格取得に向けた講習会やセミナーなどを実施している団体や企業もあり、これらに参加することで知識の幅を広げることもできるでしょう。

独学

スクールや専門学校に通ったり、通信講座などを受講しなくても、独学で取得を目指せるヘアー関連資格もあります。また、スクールや専門学校の課程を修了したあと、資格取得に向けて一人で学習することも立派な勉強方法のひとつ。

自分のペースで進められる独学は、着実に知識を定着するうえでも重要なプロセスといえるでしょう。

ヘアー関連資格の難易度や取得にかかる費用

ここまで4つのヘアー関連資格を紹介してきましたが、これらを取得しようと考えた場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。また、試験の難易度や必要な学習時間なども気になるところです。

そこで、4つの資格ごとに試験の概要や難易度、費用をそれぞれ解説しましょう。

美容師免許

美容師免許の概要および難易度は以下の通りです。

受験資格

美容師養成施設(専門学校など)を卒業していることが条件となります。なお、中間・夜間課程の通常課程は2年間、通信課程の場合は3年間で卒業可能です。

資格取得にかかる費用・期間

中間・夜間課程の場合、2年間での学費は200〜250万円程度が相場となっています。このなかには入学金や教材費なども含まれていますが、専門学校によっても費用は異なるため複数の学校を比較してみましょう。

資格の難易度

美容師国家試験は毎年春と秋に実施されており、現役の専門学校生が多く受験する春期の合格率は80%以上と高い傾向があります。そのため、専門学校でのカリキュラムをしっかりと学習しておけば、国家試験とはいえ決して難易度は高くないといえるでしょう。

理容師免許

理容師免許の概要および難易度は以下の通りです。

受験資格

美容師と同様に、理容師養成施設(専門学校など)を卒業していることが条件となります。中間・夜間課程の通常課程は2年間、通信課程の場合は3年間で卒業可能です。

資格取得にかかる費用・期間

こちらも美容師免許と同様、2年間の学費は入学費や教材費なども含めて200〜250万円程度が相場です。

資格の難易度

理容師国家試験の合格率は、美容師国家試験と同様に春期のほうが高い傾向があり、毎年70〜80%前後で推移しています。美容師国家試験に比べると若干合格率は低いものの、試験そのものの難易度は決して高くないといえるでしょう。

管理美容師免許・管理理容師免許

管理美容師免許・管理理容師免許の概要および難易度は以下の通りです。

受験資格

管理美容師および管理理容師の免許を取得するためには、美容師・理容師としての実務経験が3年以上あることが条件となります。

資格取得にかかる費用・期間

都道府県知事が指定した講習会を受講することが資格取得の条件となります。講習会の期間は3日間で、トータルの学習時間としては18時間におよびます。

なお、管理美容師・管理理容師いずれについても受講料金は1万6,000円です。

資格の難易度

管理美容師および管理理容師には試験がなく、所定のカリキュラムを修了した後にレポートを提出することで免許が取得できます。そのため、美容師または理容師としての実務経験を満たしていれば免許の取得は難しくないでしょう。

ヘアケアマイスター認定試験

ヘアケアマイスター認定試験の概要および難易度は以下の通りです。

受験資格

美容師免許または理容師免許をもっており、業務に従事している方はヘアケアマイスター認定試験を受験可能です。

資格取得にかかる費用

美容師や理容師としての実務経験があれば、ヘアケアマイスター認定試験は独学でも合格が目指せます。公式テキストである「ヘアケアマイスターブック」の価格は2,500円、過去問題集は2,000円で販売されています。また、受験費用は「プライマリーコース」「ミドルコース」「マイスターコース」いずれも3,000円です。

資格の難易度

公式テキストである「ヘアケアマイスターブック」をもとに出題され、「プライマリーコース」「ミドルコース」「マイスターコース」で出題範囲も公開されているため学習しやすいはずです。

プライマリーコースの合格率は70%、ミドルコースは50%と比較的高めですが、マイスターコースは20%以下とハードルが高くなっているため、十分な学習時間を確保しておく必要があるでしょう。

ヘアー関連資格を取得するメリット

美容や理容業界に興味はあるものの、ヘアー関連資格を取得したからといって本当に役に立つのか不安に感じている方も多いことでしょう。そこで、今回紹介したヘアー関連資格を取得することで、どのようなメリットが得られるのか3つのポイントを解説します。

キャリアの幅が広がる

美容・理容業界に興味のある方にとって、ヘアー関連資格を取得することは就職や転職への第一歩となります。美容師や理容師は専門職であり、無資格のままでは従事することはできません。そのため、国家資格である美容師免許や理容師免許の取得は不可欠といえるでしょう。

これらの国家資格をもっていれば、美容院や理髪店以外にもさまざまな場で活躍でき、キャリアの幅が広がります。

手に職をつけられる

美容師や理容師の免許は、その人が保有しているスキルとして認められます。手に職をつけるという意味では、国家資格を取得することは大きな強みとなるでしょう。

さらに、ヘアケアマイスター認定試験のような資格をもっていれば、美容師や理容師としてのスキルが客観的に証明でき、活躍の場が広がっていくはずです。

また、経験を積み重ねることで独立開業の道も見えてきて、事業を運営していく楽しさややりがいを実感できるでしょう。

顧客からの信頼を獲得できる

美容師免許や理容師免許に加えて、ヘアケアマイスター認定試験をはじめとした資格を保有していることで、顧客は安心して施術を任せることができます。満足度の高いサービスが提供できれば、顧客からの信頼を獲得できリピートにつながっていくでしょう。

自分自身を指名してくれる固定客が獲得できれば、独立開業後も安定した集客が見込めます。

まとめ

今回紹介してきたように、ヘアー関連資格にはさまざまな種類があり、資格取得後は活躍できる場も多様です。美容師免許や理容師免許といった国家資格をはじめとして、ヘアケアマイスター認定試験のようなスキルを客観的に証明できる資格もあり、キャリアアップに大いに役立つでしょう。

取得する資格によっては、専門学校など所定の課程を修了することが条件となっているケースもあるため、学費や履修期間などを事前に確認しておくことが重要です。

一方で、趣味や実用の一環としてヘアー関連の知識を習得したいと考える方には、独学や通信講座を活用した学習方法もあります。自分自身の目的や、今後目指すキャリアに応じて最適な資格を見極め、それに向けて学習をスタートしてみてはいかがでしょうか。

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