メイクの資格はどんな場面で役立つ?資格取得におすすめのスクールや通信講座も紹介

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22.07.25資格

メイクの資格はどんな場面で役立つ?資格取得におすすめのスクールや通信講座も紹介

人の印象を大きく左右することもあるメイク。高い技術力はもちろん、センスも要求されることから、メイクを専門にした職業も存在します。美容やメイクといった分野に興味のある方にとって、スキルアップやキャリア形成に活かすために資格は大きな武器となるでしょう。

そこで今回の記事では、メイク関連の資格にはどのようなものがあるのか、学習方法の一例を紹介するとともに、おすすめのスクールや通信講座も紹介します。

メイクの資格にはどんな種類がある?

メイク関連の資格と一口に言っても、その種類はさまざまです。特定の職種を目指すうえで必須の資格もあれば、民間の協会や団体が運営している資格も存在します。

そこで、代表的なメイク資格にはどのようなものがあるのか、今回は4つの種類を例に紹介します。

美容師免許

その名の通り、美容師になるために必須なのが美容師免許です。美容師はヘアカットやスタイリングを行う職種と考えられがちですが、じつはメイクや着付けなども含めて「容姿を美しくする」役割を担います。

そのため、メイク関連の資格のなかでも美容師免許は代表的なものであり、今後美容師として働きたいと考えている方にとっては必須の資格ともいえるのです。

なお、美容師免許を取得するためには美容師国家試験に合格する必要があり、試験の受験資格を満たすためには、都道府県知事が指定した美容学校を卒業しなければなりません。

日本化粧品検定

日本化粧品検定は通称「コスメ検定」ともよばれ、日本化粧品検定協会が認定しているメイク関連の資格です。民間の協会が認定している資格であり、美容師免許のように必須資格ではありません。

しかし、受験資格は一切なく誰でも試験を受けられ、多額の学費や履修期間を確保しなくても十分合格は目指せるはずです。

また、民間の資格ではあるものの文部科学省が後援していることから、知名度も高くさまざまなスクール・通信講座で試験対策のカリキュラムが提供されています。

日本メイクアップ技術検定

日本メイクアップ技術検定は、一般社団法人日本メイクアップ技術検定協会が認定しているメイク関連資格です。2004年に設立された民間の団体であり、メイクアップアーティストを社会に広めるための活動の一環として資格制度を運営しています。

難易度に応じて3級から1級の試験が存在し、いずれも実技による試験によってメイクアップ技術を審査します。

メイクセラピー検定

メイクセラピー検定は、一般社団法人メイクセラピストジャパンが認定している資格です。そもそもメイクセラピーとは、心理学的な側面からメイクを通してメンタルサポートを提供するもの。

たとえば、メイクをすることで仕事モードに切り替わったり、普段と印象が異なるメイクを試みるだけで気分がリフレッシュしたりすることもあるでしょう。そのような心理的効果を生かし、ポジティブな気分にすることを目的としています。

メイクセラピー検定は、3級から特級まで5段階のレベルが存在し、3級および準2級はオンライン受講が可能。2級以上は会場での筆記・実技試験が行われます。

メイクの資格を活かせる仕事・場面

メイク関連の資格を取得することで、どのような仕事に活かせるのでしょうか。代表的な職種をピックアップして紹介しましょう。

美容師

美容師免許を取得することで美容師として活躍できます。理容師は髪をカットしたり、髪型を整えたりする専門職ですが、美容師はヘアスタイルだけでなくメイクも含めたトータルビューティーを提供する職種です。

美容師免許をもっていれば美容室のスタッフとして活躍できるほか、十分な経験やスキルを積み重ねれば独立開業も可能です。

メイクアップアーティスト

タレントや俳優など、主に人前に出ることの多い人に対してメイクを施すのがメイクアップアーティストとよばれる職種です。高度なスキルと経験が要求されると同時に、その人の個性を引き出すセンスもメイクアップアーティストには不可欠。

そのため、美容師免許を取得したからといってすぐに活躍できるとは限らず、さまざまな資格を勉強しながら知識を蓄積していくことが求められます。

メイクセラピスト

セラピストとよばれる職種にはさまざまな種類があり、それに対応する資格も多様です。なかでも、メイクによって心理的サポートを行うのがメイクセラピストです。活躍できる場は幅広く、サロンを独立開業したり、美容部員の仕事に活かしたりするメイクセラピストも存在します。

メイクセラピストにはメイクに関する知見のほか、心理学の知識も求められることから、メイクセラピー検定の取得がおすすめです。

メイクの資格を取得するための勉強方法

さまざまな種類があるメイク関連の資格ですが、資格取得に向けては具体的にどのような方法で勉強するのが良いのでしょうか。今回は代表的な勉強方法を4つ紹介します。

スクールで学ぶ

特定の資格やスキルを習得することを目的に、数週間または数ヶ月といった短期間通学して学ぶのがスクールです。ビジネススクールとよばれることもあり、提供しているコースや講座の種類もさまざま。

1年、2年といった長期間にわたって通学する専門学校に比べると、カリキュラムの数も少ないため学費も手頃です。ただし、美容師国家試験のように専門学校の卒業が受験の条件になっているケースもあるため注意しましょう。

通信講座で学ぶ

自宅にいながら手軽に資格取得を目指せるのが通信講座です。民間の協会や団体が認定している資格に対応したコースや講座も存在し、仕事や家事、子育てに忙しい方でも自分のペースで学習できます。スクールや専門学校に比べて費用は大幅に安く抑えられ、経済的にもメリットがあります。

専門学校で学ぶ

1年、2年といった長期間にわたって通学して学ぶのが専門学校です。スクールに比べると学費は高額で、美容師免許の取得を目指す場合には2年間で200万円以上の費用がかかる学校も珍しくありません。

一方、特定の資格取得に特化するのではなく、メイクに関連する知識を網羅的に学べるため、今後のキャリアを考えるうえでも大いに役立つでしょう。

独学

資格取得にかかる費用をとにかく安く抑えるのであれば、独学がおすすめです。民間の協会や団体が運営している資格のなかには、筆記試験のみで取得できるものも少なくありません。公式テキストと問題集を購入し、繰り返し学習すれば独学で合格することも十分可能です。

すでに美容師免許をもっている方や、メイク関連の仕事に従事している方などは、独学で勉強し試験に挑戦してみるのもひとつの方法です。

メイクの資格を取得するメリット

美容業界には、専門職でありながらも資格が必須となる職種ばかりではなく、スキルや経験さえあれば活躍できる職種も存在します。そのような仕事に従事している方にとっては、あえてメイク資格を取らなくても良いのではないかと考えることもあるでしょう。

しかし、美容室の数は年々増加傾向にあり、その分ライバルが増えていることも意味します。飽和状態ともいえる美容業界で今後も生き残っていくためには、美容師としての個性や強みをもつことが求められます。

特別な資格をもっていれば、そこで学習したさまざまな知見が仕事にも生かされ、他の美容師との差別化につながるでしょう。これは美容師に限らず、メイクアップアーティストなど美容業界のさまざまな職種に共通していえることです。

資格取得のためのおすすめのスクール10選

働きながらスキルアップを目指すためには、効率的に学習し短期間で資格を取得することが求められます。そのためにも、スクールへの通学を検討している方も多いことでしょう。そこで、メイク関連の資格取得におすすめのスクールを紹介します。

1.ヴィーナスアカデミー

ヴィーナスアカデミーは、東京・大阪に拠点を構える専門学校です。4年制の大学部、1年制および2年制のコースがありますが、働きながら学びたい方には週1受講学部がおすすめ。毎週土曜日に通学しながら、メイクアップアーティストやサロンオーナーになるための知識や資格取得を目指せます。

https://www.s-venus.com/faculty/week/index.php

2.ニューヨークメイクアップアカデミー

ニューヨークメイクアップアカデミーは、IBF国際美容連盟直轄校に認定されているスクールです。IBF国際美容連盟が独自に認定している「国際メイクアップアーティスト試験」に対応したコースを用意。また、自宅学習とスクーリングを組み合わせたホームスタディコースも選択可能です。

https://www.nyma.jp/course/

3.ヒューマンアカデミー

これまで、のべ133万人もの修了生を輩出してきたヒューマンアカデミーは、日本国内でも有数のビジネススクールです。美容やメイク関連のコースも充実しており、ヘアメイク・メイクアップのコースでは週1回のペースで通学し幅広い知識とスキルを習得します。

https://human-yakan.com/hairmake/

4.SABFA

SABFAは、化粧品メーカー大手の資生堂に所属しているメイクアップアーティストを講師として迎え、実践的なメイク技術を学べるスクールです。使用する教材も資生堂グループの最新アイテムで統一されており、目的に応じて5つのコースから選択して受講できます。

https://sabfa.shiseido.co.jp/school/make-course/

5.スタジオgpメイクアートスクール

スタジオgpメイクアートスクールは、協同組合メイクアップスペシャリスト協会(JMS)の認定校に指定されており、JMS認定の技能検定に対応したコースを受講できます。無料体験レッスンも随時開催しており、スクールの雰囲気を確認したうえで入学できるため安心です。

https://www.studio-gp.jp/jms-tokyo.html

6.ヘアメイクスクール メイクボックス

ヘアメイクスクール メイクボックスは、大阪市にあるヘアメイク専門のスクールです。美容関連のさまざまな協会・団体の認定校に指定されており、今回紹介した「メイクアップ技術検定」や「日本化粧品検定」といった資格取得も目指せます。

https://www.makebox.com/

7.魅力ブランディングアカデミー

魅力ブランディングアカデミーは、東京都南青山にあるメイク専門スクールです。全国でも数少ないメイクセラピスト養成講座に対応したスクールで、メイクと心理学を掛け合わせたカリキュラムを用意。カウンセリングやメイクセラピーの実習も豊富です。

https://ac.conscious.co.jp/course/maketherapist

8.Be-STAFFメイクアップユニバーサル

Be-STAFFメイクアップユニバーサルは、九州地方に4校、東京都内に1校を構えるスクールです。同校オリジナルのメイクアップ検定試験のほか、国際美容技能証明などのライセンス取得が可能です。現場研修やインターンシップ制度も充実しており、手厚い再就職サポートも受けられます。http://be-staff.co.jp/school/feature/

9.K-twoスクール

K-twoスクールは大阪、名古屋、東京に拠点を構えるスクールです。もともとはネイルスクールですが、「メイクアップ技術検定」に対応したヘアメイクコースも用意。レッスン回数に応じたコースが用意されており、個人に合わせたペースでの学習が可能です。

https://www.k-two.sc/licence_support/hairmake/

10.東京モード学園

テレビCMなどでもおなじみの東京モード学園。本来は専門学校ですが、「短期スキルアップコース」とよばれる夜間部も存在し、4〜6ヶ月間の通学でメイクのスキルを身につけることができます。学習内容に応じてさまざまな科を選択でき、メイク関連では「セルフメイク科」と「メイクセラピー検定3級取得科」があります。

https://www.mode.ac.jp/tokyo/course/skillup

資格取得のためのおすすめの通信講座5選

定期的にスクールに通えるほど時間に余裕がなかったり、学費を捻出できなかったりする方も多いでしょう。そんな場合におすすめなのが通信講座です。メイク資格に関連した通信講座にはどのようなものがあるのか、5つの例を紹介しましょう。

1.ユーキャン

通信講座の最大手であるユーキャンでは、ジャンルを問わずさまざまなコースが受講可能です。メイク関連のコースには「コスメ検定講座」があり、日本化粧品検定の合格に向けた講座を提供しています。一括払いの場合、教材費込みで2万9,000円というリーズナブルな料金で受講でき、コストパフォーマンスの高さは抜群です。

2.formie

スマホひとつで受講・試験の受験が可能な通信講座のformieでは、メイク関連のコースとして「スキンケアスペシャリスト資格取得講座」を用意しています。スマホやPCで効率的に学習が進められるよう、細かな章とレッスンに細分化されており、スキマ時間を活用しながら計画的に学習できます。

3.PBアカデミー

さまざまな資格取得に特化した通信講座のPBアカデミーでは、「メイクアップ認定講師資格取得講座」を用意しています。通信講座を受けながら認定講師の資格取得を目指すことができ、美容業界やウエディング業界、メイクアップアーティストとしてのキャリアの幅が広がります。

4.日本スキンケア協会

「スキンケアアドバイザー資格」や「スキンケアフェイシャリスト資格」など、さまざまな資格を認定している日本スキンケア協会では、それぞれの資格取得に対応した通信講座を用意しています。いずれのコースも月々数千円というリーズナブルな料金で受講でき、Webからの申し込みで割引も可能です。

5.一般社団法人メイクセラピストジャパン

メイクセラピー検定を主催している一般社団法人メイクセラピストジャパンも、資格取得に対応した独自の通信講座を提供しています。e-ラーニングによる講座とオンライン受験がセットになっており、メイクセラピー入門である3級の場合、標準学習期間は1か月です。

まとめ

メイク資格を取得することで、皮膚構造の基礎知識やスキンケアの基本、肌トラブルに対する正しい処置方法なども習得できます。これらは自分自身のために役立てることはもちろんですが、家族や友人、知人に対しても適切なアドバイスが可能になるでしょう。

また、専門的な資格は自身のキャリア形成において大きな武器になることも事実。これから美容業界への就職や転職を目指している方はもちろんですが、すでに美容師やメイクアップアーティストとして働いている方にとってもスキルの証明となるでしょう。

自分自身が今後目指す姿や目的に応じて、どの資格を取得すべきなのかを検討してみてください。そして、それぞれの資格に適した学習方法で効率的に勉強を進めていきましょう。

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