スキンケア資格にはどんな種類がある?活かせる仕事や資格を取得するメリットもご紹介

新着情報詳細

22.07.24資格

スキンケア資格にはどんな種類がある?生かせる仕事や資格を取得するメリットも紹介

体質の違いや加齢、生活習慣などによって発生することの多い肌トラブル。慢性的な悩みを抱えている方は多く、化粧品選びにも苦労するケースもあります。そのような方に向けて、肌トラブルの改善に役立つ施術やスキンケアの方法を教える際に役立つのがスキンケア関連の資格です。

今回の記事では、スキンケア資格にはどのような種類があるのか、スキンケア資格を取得するメリットや資格を生かせる仕事などを紹介します。

スキンケア資格とは

スキンケアとは、肌を健康的に保つためのお手入れのことを指します。肌荒れをはじめとしたトラブルは、生活習慣の乱れやストレスといった内的要因によって引き起こされるケースもあれば、紫外線や薬剤といった外的要因によって引き起こされるケースもあります。

とくに、化粧品選びにおいては、自分自身の肌質や特性に合わせて選ぶことが重要であり、肌質に合わない化粧品を選んでしまうと皮膚に大きなダメージを与えてしまうことも。

肌トラブルに悩む方は多く、そのような方のために日頃の適切な肌の手入れ方法や化粧品選びのコツ、生活習慣・食生活のアドバイスなどを提供するスキルや知識を証明するのがスキンケア資格です。

スキンケア資格はさまざまな団体や協会が運営しており、自分自身が今後目指すキャリアや目的に応じて選ぶことができます。

スキンケア資格を取得するメリット

スキンケア資格を取得することでどのようなメリットがあるのでしょうか。資格取得を目指す目的はさまざまで、就職や転職はもちろん、私生活における実用的なメリットを得ることを目的としている人もいます。それぞれの観点から、具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

キャリアアップや仕事におけるスキルアップにつながる

スキンケア資格は美容業界とも関連性が深く、今後美容師やエステティシャンとして働くうえで大きな武器になります。職種によっては、国家試験に合格し免許をもっていないと従事できないものもありますが、スキンケア資格の多くはスキルを証明することを目的としており、必須資格ではありません。

しかし、だからこそ専門的なスキルや知識を客観的に証明でき、就職や転職に有利にはたらくことでしょう。また、実際に仕事をするうえでも、顧客からの信頼を獲得しやすく大きな武器になるはずです。

友人や知人、家族へスキンケアのアドバイスができる

私生活に役立てるためにスキンケア資格の取得を目指す方も存在します。たとえば、肌トラブルに悩んでいる友人や知人、家族などがいる場合、専門的な知識を生かして適切なアドバイスもできるようになるでしょう。

もちろん、自分自身の日頃のスキンケアに役立てることもでき、正しい方法で肌のお手入れをすることで若々しく健康的な肌を手に入れることも可能です。

スキンケア資格はどんな仕事に活用できるのか

スキンケア資格の多くは民間の団体や協会が運営していますが、美容師免許や理容師免許のように必須のものではありません。しかし、先述したように、スキルや知識の客観的な証明になることも事実です。スキンケア資格は、具体的にどのような仕事で活用できるのでしょうか。

美容師

美容師になるためには美容師国家試験へ合格し、美容師免許を取得する必要があります。しかし、美容室へ訪れる顧客にとっては美容師免許をもっていることは当然のことであり、顧客からの信頼を勝ち取るためにはプラスαの資格が求められます。

美容師と聞くとヘアカットやカラーリング、パーマなどの施術をイメージする方も多いですが、実はメイクや着付けなど、トータルビューティーを担う仕事でもあります。ときには、メイクの悩みやコツなどを相談されることも多く、適切なアドバイスができる美容師は次回の指名にもつながるでしょう。

エステティシャン

肌を若々しく健康的に保つという意味では、エステティシャンも関連性の深い職種といえるでしょう。フェイシャルやボディケア、脱毛など施術方法はさまざまですが、いずれにしても肌の適切なケアが求められます。

エステティシャンになるために特別な資格は必要なく、事前の研修などを受講すれば業務をスタートできます。しかし、施術を担当する顧客の立場で考えたとき、専門性の高いスキンケア資格をもったスタッフのほうが安心して施術を任せられるはずです。

美容部員

美容部員とは、主にデパートやドラッグストア、ショッピングモールなどで化粧品の販売を行うスタッフのことを指します。一口に化粧品といってもさまざまな種類があり、その人の肌質や肌の色、顔立ちに合わせて最適な化粧品も異なります。

美容部員は一人ひとりに合わせた化粧品をアドバイスする役割がありますが、スキンケア資格をもっていれば専門性を客観的に証明でき、顧客からの信頼を獲得しやすくなるでしょう。その結果、自分自身の売り上げアップや営業成績にも貢献できるはずです。

スキンケア資格を取得できる協会と資格の種類

スキンケア資格はさまざまな団体や協会が運営していると紹介しましたが、具体的にどのような資格があるのでしょうか。これからスキンケア資格の取得を目指すうえで、覚えておきたい資格の種類を紹介します。

日本スキンケア協会の資格

日本スキンケア協会では、「スキンケアアドバイザー資格」や「スキンケアフェイシャリスト資格」、「スキンケアカウンセラー資格」をはじめとしたさまざまな資格を認定しています。なかでも多くの方に人気なのが、スキンケアの基礎知識を習得できる「スキンケアアドバイザー資格」です。

スキンケアに欠かせない皮膚構造の知識はもちろん、肌タイプ別に合わせた最適なスキンケア方法、化粧品成分の種類とその効果など、幅広い知識を網羅的に学べます。

公式テキストはイラストも多用され分かりやすく、通信講座の受講で合格を目指せます。公式課題レポートを提出し、70%以上の正答率で合格と認定されます。

難易度は決して高くなく、スキンケア関連の資格のなかでも特に知名度が高いため、どの資格に挑戦すべきか迷った場合には「スキンケアアドバイザー資格」がおすすめです。

一般社団法人日本化粧品検定協会の資格

日本化粧品検定協会は文部科学省が後援している協会であり、その名の通り「日本化粧品検定」という資格を認定しています。

皮膚の特性に合った最適な化粧品を選ぶためのコツや方法を学ぶことができ、薬機法をはじめとした関連法規の専門的な内容まで体系的に理解できます。

毎年5月と11月に試験が実施されており、難易度に応じて3級から1級があります。なお、3級は受験料無料で誰でも受験可能。3級は80%以上の正答率、2級および1級は70%以上の正答率で合格と認定されます。

一般社団法人日本コスメティック協会の資格

日本コスメティック協会では、皮膚科学を重点的に学べる「スキンケアマイスター」、化粧品の専門知識を重点的に学べる「コスメマイスター」の資格を認定しています。

たとえば、さまざまな人の皮膚のお手入れをするエステティシャンは「スキンケアマイスター」が、多様な化粧品の知識が求められる美容部員には「コスメマイスター」といったように、職種や目的に応じて資格を選べるのも大きな強みといえるでしょう。

いずれの資格もWeb上で試験を行い、80%以上の正答率で合格と認定されます。

薬学検定事務局の資格

薬学検定事務局では、「薬学検定」と「美容薬学検定」、「食の薬学検定」の3つの資格を認定しており、このうちスキンケアに関連する資格としては「美容薬学検定」があります。

一般的なスキンケア資格の多くは、皮膚科学や化粧品などに関する知識を学ぶものですが、美容薬学検定では化粧品に加えてサプリメントや健康補助食品などを含めた薬学知識を学べることが大きな特徴です。

個人受験と団体受験を受け付けており、試験時期は毎年6月と11月の年2回。70%以上の正答率で1級、60%以上の正答率で2級が認定されます。

一般社団法人化粧品成分検定協会の資格

化粧品成分検定協会では、「化粧品成分検定」を実施しています。スキンケアは化粧品に限らず、シャンプーやボディソープ、日焼け止めクリームなど、さまざまな薬剤と密接な関係があります。しかし、これらの成分表を見ても多くの方は詳しい内容まで分からず、どのような特徴があるのか把握できないことがほとんど。

「化粧品成分検定」を取得することで、成分の働きや特徴を把握でき、適切な製品選びに役立てることができます。

試験は難易度に応じて3級から1級が存在し、3級は無料で受験可能です。2級および1級の受験料は有料となっており、それぞれ80%以上の正答率で合格と認定されます。

一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)

日本能力開発推進協会では、スキンケア関連の資格以外にも健康管理やカウンセリング、食品関連など多様な資格を認定しています。

なかでもスキンケアと関連の深い資格としては、「アロマテラピスト」や「美肌セラピスト」、「アロマトリートメントアドバイザー」などがあります。エステティシャンとして就職や転職を目指している方には「アロマテラピスト」および「アロマトリートメントアドバイザー」が、美容師や美容部員、スタイリストなどには「美肌セラピスト」の資格がおすすめです。

いずれの資格も在宅でのカリキュラム受講および受験が可能で、働きながらでも十分合格を目指せます。

一般社団法人美肌創生協会の資格

美肌創生協会では、スキンケア関連資格として「美肌スペシャリスト」を認定しています。美容アドバイザーとして著名な佐伯チズ氏が監修しており、美肌を維持するためのスキンケアの実践的な方法が習得できます。

なお、「美肌スペシャリスト」は通信講座でも受講でき、たとえば「ユーキャン」の通信講座では標準学習期間3か月間で取得可能。公式テキスト以外にも、DVDや課題集、マルチコットンなどの必要教材がセットで届き、到着したその日から学習をスタートできます。

資格取得のformie(フォーミー) の資格

formie(フォーミー)はスマホで受講可能な通信講座を提供しているプラットフォームです。スキンケア関連では「スキンケアスペシャリスト資格取得講座」があり、講座の受講はもちろん資格の受験もスマホで完結できます。

「スキンケアスペシャリスト資格取得講座」は全15章、94レッスンで構成されており、皮膚科学から肌トラブルへの基本的な対策、スキンケア実践、最新のスキンケアまで網羅的に収録。学習のなかで分かりづらいポイントがあってもメールでのサポートが可能なため、資格取得まで徹底的に対応します。

通信資格のラーキャリの資格

ラーキャリは、ビジネスから趣味、健康まで、多様な資格に対応した通信講座のプラットフォームです。スキンケア関連の資格としては「スキンケアスペシャリスト資格取得講座」があり、”基礎知識”と”選ぶ基準と実践”のカリキュラムに分けて体系的に理解できるようになっています。

通常、通信講座といえば所定のカリキュラムを受講したり、一定の区切りごとに課題を提出するのが一般的で、これらの条件を満たさないと先に進むことができません。また、受講のプロセスは省略して試験だけを受験したいといったことも対応できないケースがほとんどでした。

しかし、ラーキャリではそのようなニーズにも対応し、「通信講座+試験」、「通信講座のみ」、「試験のみ」の3パターンから選択できるようになっています。これまで自分なりに学習してきたので、試験だけを受験したいといった場合にも柔軟に対応できるのがラーキャリの強みといえるでしょう。

まとめ

スキンケア関連の資格にはさまざまなものがあり、知識やスキルを身につけることによって就職・転職に生かすことができます。美容師免許や理容師免許のように必須資格ではないものの、能力を客観的に証明するためには有効であり、今後のキャリアにプラスにはたらくことは間違いないでしょう。

また、スキンケア資格を取得することで、肌トラブルの悩みや化粧品選びの知識を身につけられ、私生活にも役立てられることも事実です。

自分自身の今後のキャリアのため、または健康的な肌を維持していくためにも、ぜひ今回紹介したスキンケア関連の資格取得に向けて勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

この記事に関連する記事